''オープンソースソフトウェアにおけるCode Smellと対応するリファクタリングの特徴に関する調査''が「ソフトウェアエンジニアリングシンポジウム2021」に採択されました。
本田 澄、西尾 達哉、鷲崎 弘宜、深澤 良彰、’‘オープンソースソフトウェアにおけるCode Smellと対応するリファクタリングの特徴に関する調査’‘、ソフトウェアエンジニアリングシンポジウム2021、2021年9月6日 - 9月8日
概要:Code Smellはソフトウェアの品質を低下させる要因の 1つであるが,そもそもソフトウェアに Code Smellはどれだけ存在しているのか.また,その Code Smellに対するリファクタリングは行われているのかわからない.また,Code Smellは開発者や開発環境などによっても異なっており,基準が明確化されていない.そのため,ソフトウェアに共通して,具体的にどのような Code Smellの種類が多く存在しているかわからず,開発者は,どの Code Smellの種類を優先して気を付けるべきであるかわからない.さらに,ソフトウェアの特徴によって,存在する Code Smellの種類は変化するのか明らかになっていない.そこで,本研究では GitHub上のオープンソースソフトウェア (OSS)を対象として, Code Smellとリファクタリングの現状を調査して分 析を行った.分析の結果,ソフトウェアに共通して,多く存在する Code Smellの種類を特定することができた.共通して,存在する Code Smell数に対するリファクタリングの割合が高い Code Smellの種類を特定することができた.